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【セミナーレポート】AI契約レビューを使い、クライアントと弁護士の関係をアップデートする

GVA TECH株式会社では、テクノロジーで契約業務に関する課題解決を目指すだけでなく、弁護士の先生方のお役に立てる情報発信を行っています。その一貫として、弁護士の先生向けに、業務効率化や顧問獲得に関するセミナーも随時開催しています。

今回は、「AI契約レビューを使い、クライアントと弁護士の関係をアップデートする」と題し、ベンチャー/スタートアップ支援を中心に手掛ける 石井│高畑法律事務所の代表弁護士、高畑 富大先生に、GVA assist についてお話しいただきました。


石井 | 高畑 法律事務所 高畑 富大弁護士

高畑 富大先生
石井|高畑法律事務所
代表弁護士

2014年、一橋大学法科大学院修了。2019年、石井|髙畑法律事務所を設立。主にベンチャー/スタートアップやクリエイター、アーティストを支援し、新規ビジネスのリーガルチェックから、契約書・利用規約・プライバシーポリシー等の策定・運用支援、商標や特許等の知財戦略、訴訟対応まで取り扱う。


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なぜAI契約レビューを導入したのか

「業務の効率化を図りたい」、高畑先生がAI契約レビューを導入した理由です。

高畑先生の事務所では、メールではなく各種チャットツールを活用するなど効率化を意識しきました。クライアントの満足度を高めるため、より業務を効率化したい、AI契約レビューはその希望を叶えるツールだと判断されました。

業務を効率化することで生まれた時間で、よりクライアントに対して付加価値の高い業務を提供する、新規顧客を開拓する時間を作る、余暇を楽しむなど、これまでとは異なる時間を使えるようにしたい、そうお考えになりました。

AI契約レビューになにを期待したのか

効率化を図る上で、品質をしっかり担保した上で対応速度を上げていかなくてはなりません。契約書業務においては人力で行う限り、速さを求めれば求めるほど、見落としやミスが増えてしまうのが人間の性。

高畑先生はAI契約レビューをご自身が目を通したあとのセカンドチェックとして活用することで、正確なレビューをスピード感のある状態で進められると考えました。

それまで、契約書に自分で目を通したあと、別の弁護士にもチェックを依頼。2人の弁護士を稼働させる必要がありました。その日のうちにクライアントに戻したくても、もうひとりのチェックが終わらなければ戻せない。そんなジレンマも解消できると期待したそうです。

AI契約レビューを導入して感じている価値

期待通り、AI契約レビューを導入したことで人力によるセカンドチェックが必要なくなったとのこと。弁護士ひとりの稼働時間を削減できたのは大きな価値だと語ります。

また、抜けや漏れがないかの確認だけではなく、弁護士ひとりの視点では何かを見落としているのではないか、といった不安を解消できたこともメリットとして挙げています。

さらには、効率化を進めることで、空いた時間で新たな取り組みもできるようになったとのこと。法務部や法務担当者と週に1回顔を合わせて悩みを聞き出す時間を作ることで、クライアントとの関係性もより良好になったそうです。

弁護士がAI契約レビューを使う際のベストプラクティス

実際に業務にAI契約レビューを活用している中で、弁護士が使う際には最初のチェックを弁護士が行い、セカンドチェックにAI契約レビューを使うのが現状における最適解だと高畑先生は語ります。

汎用性の高い契約書ならともかく、クライアントのビジネスの根幹に関わる契約書となると、業界独自の慣習や常識、クライアント特有の項目など、一般化できない内容が盛り込まれるためです。これらの内容に関してはAIでは対応しきれないため、AI契約レビューは抜けや漏れのチェックなどの最終確認に活用すると業務がスピードアップするとのことです。


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AI契約レビュー導入後のクライアントと弁護士の関係性

AI契約レビューを活用することで、契約書業務の一部を効率化できます。そこで考えなければならないのは、クライアントが弁護士に依頼する意味についてだと高畑先生は語ります。

「この弁護士に依頼するべき理由」を作るため、クライアントに対して新たな価値提供をしていく。そのひとつとして、AI契約レビューを活用して生まれた時間で、クライアントと向き合う時間を増やしているそうです。

例えば、IPO目指しているクライアントに対しては、内部統制や労務問題に対してどう対処していくか話し合う。経営者が考えているビジョンやミションを聞くためだけの打ち合わせを設け、クライアント企業の成長イメージを共有を受ける、などです。

これらは純粋な法律業務ではありませんが、このような時間をクライアントと共有することで、その先の関係性が良好になる効果を実感しているとのこと。未来やゴールを共有することで信頼感が生まれ、たとえ同じ提案だったとしても共有前と比べて聞き入れてもらいやすくなっているそうです。

高畑先生の事務所では、クライアントと「顧問」という関わり合いから「社外の法務部」にシフトしていこうとしていると語ります。そうすることで、クライアントからも喜んでもらえるし、新しいことをやっている面白い弁護士だという評判も集まるようになりました。

AI契約レビューを導入することで、クライアントと弁護士の新しい関係性ができ始めていることも効果のひとつとのことです。

まとめ

本講演内で、高畑先生はAI契約レビュー導入のメリットを次のように語っています。

  • AI契約レビューはアシスタントで使うと非常に有用。抜け漏れや表記揺れや条番号ずれなどのチェックに活用できる。
  • ツールを駆使することで業務を効率化でき、弁護士ならではの付加価値をクライアントに提供できるようになる。
  • 効率化によって空いた時間で、新規顧客開拓ができるようになる。
  • 専門分野ややりたい分野の勉強時間として活用できる。
  • ライフワークバランスを整えることもできる。

AI契約レビューには大きな可能性がある、と言えそうです。

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