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【セミナーレポート】50社の顧問業務も一人で乗り切れるAI契約レビューの上手な使い方

GVA TECH株式会社では、テクノロジーで契約業務に関する課題解決を目指すだけでなく、弁護士の先生方のお役に立てる情報発信を行っています。その一貫として、弁護士の先生向けに、業務効率化や顧問獲得に関するセミナーも随時開催しています。

今回は、法律事務所の業務効率化をテーマに、AI契約レビューをどのように日々の業務で活用しているか、ひとりで50件以上の顧問案件を手掛けているリンクス法律事務所の山本悟弁護士にお話しいただきました。

リンクス法律事務所 代表弁護士 山本悟先生

山本 悟 先生
リンクス法律事務所
代表弁護士

東北大学人文社会学科中退。2020年、リンクス法律事務所を設立。
元々はいわゆる「マチ弁」的な業務を中心としていたが、現在はトラディショナルな不動産会社や葬儀業者から、ITスタートアップ・デジタルマーケティング企業など、1年で12件ペースで顧問企業を増やし、50件以上の企業と顧問契約を締結している。その他、複数の企業で役員として参画している。

▼セミナーのアーカイブ動画を視聴したい方はクリック▼

リーガルテック導入の背景

業務効率化

弁護士の業務は労働集約型です。機械化できる部分は積極的に機械化することで、空いた時間を他の業務に充てたい、山本先生はそう考えました。

効率化できた時間を使ってクライアントと会いたい、新たな顧問獲得の時間に使いたい、または趣味や休息の時間に充てたい。そのために、リーガルテックを活用し、業務を効率化するべきだと考えたと語ります。

集中力の確保

契約書業務は弁護士の先生にとっても精神的な負荷が高い業務です。

長時間見ていることで眠くなったり疲れたりと、集中力が削がれていきます。その結果、一般条項の部分で流し読みしてしまい、見落としが発生するリスクもはらんでいます。

「契約書の作成やレビューする中で、契約のコアになるスキーム全体に関わる部分の確認に集中力を使いたい」。リーガルテック導入の背景にはそんな思いもあったそうです。

AIの将来性

山本先生は「近い将来、リーガルテックが弁護士業務の一翼を担うことは避けられない」と語ります。

いずれ弁護士はみんなAIによる契約レビューやひな型機能を使うようになる。それならば、早いうちに導入しておこうと考え、業務に取り入れていきました。

AI契約レビュー導入への期待

<レビュー面>漏れをなくす

AI契約レビュー導入の際、レビュー業務においては「漏れをなくす」ことにもっとも期待を寄せていたと山本先生は語ります。

肉眼で契約書をチェックすると、必要な条項をうっかり漏らしてしまう可能性があります。

特に金額やコストとったコアな部分ではなく、ごく当たり前な一般条項の部分においてその危険性を感じていたそうです。

AI契約レビューにはそのチェックを肩代わりさせ、漏れ抜けが起こらないようにできるのではないか。サービス導入を検討する際、その点に期待をしていたとのことです。

<作成面>時間と集中力の創出

リーガルテックを導入することで、契約書作成業務を圧倒的にスピードアップできるのではないかという期待もあったと山本先生は語っています。

従来、契約書作成を依頼されるとひな型集から類似の契約書を探し、Wordで手打ちするといった作業が発生していました。

AI契約レビューが持つひな型を使えば、弁護士が監修した高品質のひな型を瞬時に入手でき、すぐさま契約書作成のコア業務に入ることができる。この点もAI契約レビュー導入の検討の際、重要だったといいます。

GVA assist を選んだ理由

価格

複数あるAI契約レビューサービスの中で、山本先生がGVA TECH社の「GVA assist」を選んだ理由のひとつは「価格面だった」と語ります。

他社のサービスも並行して使ってみたところ、機能面、ひな型の充実度などに大きな差はなかったそうです。

法律事務所を経営する中で削減したい固定費。GVA assist と他社サービスを比較した際、「圧倒的に GVA assist のほうがリーズナブルだった」(山本先生)とのこと。

提供しているサービスに差がないのであれば安いほうがいいというのは当然のことかもしれません。

弁護士が使いやすいようにできている

使い勝手の良さもポイントのひとつだったそうです。

契約業務において弁護士が使う導線に従って設計されているため、「痒いところに手が届く」作りになっているのは、GVA assist の優れた点だと話します。

豊富なひな型

GVA assist が提供している豊富なひな型も業務で大いに活用しているそうです。

なかでも、GVA assist が提携しているメリットパートナーズ法律事務所が提供する知財関連の契約書ひな型は「非常にうれしい」とのこと。

知財業務に専門性を持つメリットパートナーズ法律事務所が提供しているひな型を業務に活かせるのは弁護士として便利だと語ります。

契約書データと弁護士法等との関係

GVA assist が弁護士法に抵触しないサービスであることも選んだ理由のひとつに挙げています。

他社サービスの場合、AI契約レビューにクライアントの契約書をアップロードすると、サービス運営会社の社内でもその契約書が確認できてしまうサービスもあるようです。

GVA assist の場合は、Wordで使う分にはレビュー対象の契約書をサーバーに保存しないため、運営している弊社でも、契約書の内容を見ることはありませんし、AIに学習させるようなデータの二次利用も行なっていません。

情報セキュリティの観点においても、弁護士法の観点においても、第三者がクライアントの契約書の中身を見ることができてしまうというのは、後々大きな問題となる可能性があります。

そのような議論が発生する前から問題に対応している GVA assist は、安心して利用できる。その点も導入に至った理由のひとつとのことです。


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GVA assist

GVA assist を使ってみた所感

実際に GVA assist を導入し、活用して感じた点についても山本先生にお話しいただきました。

シンプル

山本先生が導入している GVA assist のライトプランはもっともコストパフォーマンスが良いかつシンプルなプラン。「シンプルだからこそ使いやすい」と山本先生は語ります。

大企業ではなく、スタートアップや中小企業が主なクライアントである場合、大企業の法務部向けの重厚なプランは必要ありません。

シンプルでありながら、必要十分な機能は備えている GVA assist は「シンプルだからこそ使いやすい」(山本先生)そうです。

弁護士向けに作られている

GVA assist は、弁護士の業務フローに沿って作られているため、余計なストレスがないことも魅力のひとつとのこと。

見出しがすぐに出る、クリックやドラッグすることですぐに必要な条項に飛べるといった機能で業務効率がアップするのはもちろん、知らない条項についてのレコメンドや説明も簡潔に表示されるので勉強になる」とも山本先生は語っています。

「弁護士が使うツールとして非常に優れている」と、山本先生は感じているそうです。

GVA assist に感じている「価値」

ひとり弁護士でも客観的な視点を持てる

弁護士ひとりで運営している事務所では、弁護士本人が行った契約レビューを他の弁護士にセカンドチェックしてもらうことができません。

懸念されるのは本当にそのレビューが正しいのかという客観性ですが、GVA assist はその懸念も解決してくれると山本先生は語ります。

また、複数人弁護士がいる事務所であっても、他の弁護士にチェックを依頼することで、負担をかけてしまうことになります。

そんなとき、レビュー結果に客観性を持たせるためにも、山本先生は GVA assist を活用できるのではと言います。

抜け漏れの不安からの解放

契約書をレビューする、新たに契約書を作成する際、心配なのが抜け漏れです。人力では何度見ても「見落とし」に対する不安はなくなりません。GVA assist を活用することで、その不安から解放されるのも大きなメリットとして山本先生は挙げています。

また、繰り返し活用することで、「自分はこの条項を入れないクセがあるな」「ここを見落としやすいな」といったセルフチェックにも活用できるのも便利だとのこと。

そして、人力のみでは疲労や体調によるレビュー、契約書作成の質のバラツキがどうしても起こりえます。AIにチェックをさせることで、そんなバラツキも無縁となり、質の向上にもつながる、その点にも GVA assist の価値を感じているそうです。

弁護士がAI契約レビュー、ドラフト機能を使う際の留意点

弁護士がAI契約レビューを活用する際、どのような点に注意するべきかについてもお話しいただきました。

クラウアントのニーズ・状況把握が最優先

AIによる契約レビューでは、非常に汎用性の高い結果がフィードバックされます。そのフィードバックを受けて鵜呑みにするのではなく、実際の現場はどのように動いていて、そのなかで契約書がどのように活きていくのかを考えることが重要だと山本先生は指摘します。

クライアントによっては「なるべく短い契約書がほしい」という要望があるかもしれないし、場合によっては相手方との力関係のバランスから「この条項は入れられない」といったケースもあるでしょう。

AI契約レビューが出した結果を盲信するのではなく、クライアントのビジネスに応じて必要な条項や契約書の書き方を変えていくことが大切とのことです。

AIの癖を把握する

AIならではの癖を認識し、弁護士本人の持つ癖やクライアントのニーズと合わせていく、折り合いを付けていくことも必要だと語ります。

たとえば GVA assist では、ひとつの契約書レビューをすると、瞬時に数十点にわたる指摘をしてくれます。

その指摘のなかには、弁護士によっては「この条項は入れなくてもいい」「この部分は必要ない」といった内容も含まれることがあります。

そのようなAIならではの機能、能力をどう自身の業務に落とし込んでいくのかは、弁護士本人が考えていく必要があるとのことです。

ひな型を盲信しない

GVA assist には、弁護士が監修した高品質な契約書のひな型が豊富に取り揃えられています。

とはいえ、クライアントからの依頼に応じて契約書を作成する際には、ひな型を盲信せず、中身をチェックせずにそのままクライアントに提出するようなことはしてはならないと、山本先生は「自戒も込めて」と話しています。

AI契約レビュー導入後の、クライアントと弁護士との関係性

GVA assist を導入したことによって、クライアントとの関係性にも良い変化が見られるようになったと、その実体験を山本先生にお話しいただきました。

契約書業務を安く提供できる

GVA assist を導入したことで、お金も時間も節約して契約書作成業務やレビュー業務を提供できるようになったそうです。

迅速にクライアントのニーズに応えられるようになったことで、「山本先生に頼むと安価に契約書を作ってくれる」とクライアントに認識され、友人の経営者などに「良い弁護士がいる」と紹介してくれるようになったとのこと。

導入後、契約書作成業務の依頼が増加したのは、GVA assist 導入による業務効率化の恩恵が大きいようです。

契約書を速く作成できる

GVA assist を活用することで効率的に契約書作成を行えるため、「山本先生は仕事が早い」と言われるようになったそうです。

契約書をスピーディーに効率よく作成できるので、空いた時間で別の契約書をレビューできる。結果的にそのレビューも迅速にクライアントに戻すことができるといった、相乗効果も出ているとのこと。

これらの業務を効率よくこなしていくことで、クライアントのニーズをヒアリングする時間に充てたり、余暇を楽しむ時間を作れるのも大きなメリットだと山本先生は語っています。

まとめ

今後、AI契約レビューは業界のスタンダードになる

山本先生は業界の未来を見据えたとき「AI契約レビューは、すべての弁護士が導入するものになる」と断言しています。

ならば、早めに導入して使っていき、自分がどうリーガルテックと付き合っていくのか考えると同時に、サービスに慣れていくことが大切だと語ります。

専門化を進めるためにもAI契約レビューを活用

また、弁護士増加などの環境変化によって、弁護士業務は今後より先鋭化、専門特化が進むのではないかとも予測しています。

自身の専門性を高めるための時間を捻出するためにも、一般的な作業、業務において、自動化できるところは自動化し、業務を効率化することも重要だと話します。

弁護士の利益を増やすためのAI契約レビュー活用

弁護士業務には仕入れがありません。そのため、一般的な事業と比較してコストカットが難しいのが特徴のひとつです。

AI契約レビューサービスは複数ありますが、そのなかで高い品質を持ちながらも低コストで導入できる GVA assist を導入することで支出を抑え、結果的に同じ売上でも利益を増やしたい、そう山本先生は語っています。

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