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弁護士の契約審査業務を補助してくれる、コストパフォーマンスに優れた便利なAI

弁護士の契約審査業務を補助してくれる、コストパフォーマンスに優れた便利なAI
社名
弁護士法人ラグーン
事業内容
一般民事・企業法務

パートナー弁護士
企業法務・債務整理チームリーダー
内田 悠太 先生

弁護士法人ラグーン パートナー弁護士 企業法務・債務整理チームリーダー 内田 悠太先生に、OLGA の導入背景や目的をお伺いしました。

貴所の業務内容や得意分野についてお教えください。

弁護士法人ラグーンは、山口県に本社があり、北九州市にも支店があります。個人案件・企業法務の両方ともに対応しており、企業法務については私が中心となってサービスをご提供しています。企業法務については労務全般のご相談を広く受けており、業界としては土木・運輸業界のお客様が多いです。

現在の契約書レビュー体制やその頻度について、お教えください。

月に4~5件は必ず契約書レビューをご依頼いただくクライアント様がいて、それ以外のクライアント様からも不定期に依頼がはいるので、平均すると月に7~8件は契約書レビュー依頼が入ります。

契約書レビュー業務は顧問契約の報酬範囲内で対応しているので、ミスなく効率的にクライアント様へフィードバックを返すようにしています。今後はM&Aや労働紛争等といった個別具体的な案件へのご相談対応を増やしたいと考えています。

OLGA を導入するに至ったきっかけをお教えください。

リーガルテックが盛り上がっているなかで「自分たちの業務に関するAIは実際どれくらい使えるものなのだろう?」と、純粋に興味がありました。そんななかで某社のセミナーを通じて OLGAの存在を知ったのですが、いわゆる世の中一般的に思われがちな「データを入れたらすごい結果が自動的に出てくるもの“ではない”」という点をきちんとセミナーで触れられていたので、なおさらどのように役に立つのだろう、と気になっていました。

また、今年は新人弁護士を2名採用したので、企業法務に携わるにあたっての教育にもAIが使えないかな、という期待もありました。そんななかでいくつかのレビューに関するサービスを見てみたのですが、そもそも価格帯が合わないサービスが多かったです。この点、OLGA は価格帯がリーズナブルで、「AIってどんなものだろう」というのを知りたいという導入動機にも合致していたので、OLGA に決めた次第です。

OLGA を触ってみた最初の印象をお教えください。

クライアント様がレビューを依頼してくる際のオーダーとしては、「細かいリスクもすべて潰して欲しい」「自社が有利になるように条項を修正・追加して欲しい」というものよりも、「民法等の任意規定に照らして公平性を欠くような契約内容だけきちんと明確にして交渉できればいい」というオーダーが多いです。

その観点からすると、とくに前者のオーダーに対しては、OLGAの不足条文検知やAIリスク検知が豊富に検討材料を洗い出してくれるので、クライアント様の状況に応じて取捨選択するだけで事足りそうですね。

あとは、Wordで審査する際にクラウドに契約書がUPされない、という点は安心ですね。固有名詞を削除したりすれば良いのかもしれませんが、その作業自体も手間ですし、弁護士法上安心して使えるという点を導入前にもきちんと伺えたので良かったです。

OLGA を使ってみたご感想をお教えください。

OLGAは、AIだからといって我々弁護士の業務をなくすようなものではまったくなく、「業務補助としてのAI」サービスであるということを理解しました。

実務的な活用としては、弁護士として経験を積んできていることもあり、「AIよりも自分でやったほうが早い」という思いは正直まだあります。ただし、それはクライアント様からのオーダー次第な側面があり、例えば「あきらかに危ない条項だけチェックして」というご要望であれば、人がやったほうが効率的です。一方で、「網羅的に細かく見てフィードバックして欲しい」というオーダーの場合や、普段取り扱いが多くない契約類型の場合は、OLGA を使ったほうが効率的になります。

また、契約の前提・背景情報をきちんと把握できた上での契約書レビューであれば、情報の取捨選択は弁護士が容易に行えるものですが、背景情報が一切ないままレビュー依頼がくるケースもやはりあり、そういったご依頼の際には、OLGA でリスクを洗い出して、必要箇所をきちんと指摘する、というオペレーションに落とし込めるようになります。

そうした「使いどころを分ける」という点からも、業務補助として OLGA がどこに役に立つか、所内でもっとベストプラクティスを積み上げていこうとしているところでもあります。

他にもOLGA をお使いいただいて、ここは良い、という点があればお教えください。

ドラフト作成機能はコストパフォーマンスが良い、という話をいただいておりまして、現時点ではまだ活用するタイミングはないのですが、明らかに初動が楽になりますよね。

あとは、Wordで審査する際にクラウドに契約書がUPされない、という点は安心ですね。固有名詞を削除したりすれば良いのかもしれませんが、その作業自体も手間ですし、弁護士法上安心して使えるという点を導入前にもきちんと伺えたので良かったです。

OLGA に対するご要望や改善点、ご意見などをお聞かせください。

OLGAを契約した時点では、契約類型がちょっと少なかった印象でしたが、今は増えていて特に不満はありません。これからも追加されるとのことで、それは楽しみにしています。

また、リスク検知は契約書によってはたくさん検知されることもあるため、「ハイリスク」「リスクだけどローリスク」といったような、情報の強弱がつくと、さらに使い勝手がよくなるのではないでしょうか。

あとはPDF対応ですね。楽しみに待っています。

※編集部注:2021年5月、Webブラウザ版リリースに伴い、テキストありのPDFに対応しました。

事例を読まれている方に向けて一言お願いいたします。

顧問先からの契約書レビュー依頼が一定数ある事務所でしたら、OLGA は対応している契約類型も多く、ドラフト作成用のひな型も充実しているので、コストパフォーマンスは良いと思いますよ。

また、若手弁護士の立ち上がりにも成果を出してくれると弊所としても期待しており、事務所として今後成長・拡大したいとお考えであれば、「業務支援のAI」を導入するのは効率的ではないでしょうか。

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事例一覧
社名
弁護士法人ラグーン
事業内容
一般民事・企業法務

パートナー弁護士
企業法務・債務整理チームリーダー
内田 悠太 先生

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