行政書士事務所 DIF戦略ライティング 代表/行政書士 飯島 直紀様に、GVA assist の導入背景や目的をお伺いしました。
貴所の業務内容や得意分野についてお教えください。
行政書士事務所 DIF戦略ライティングという事務所名で、お客様の「将来に向けた事業戦略のシナリオライティング」というコンセプトにより、主に企業経営支援を手掛けています。補助金や資金調達、また特に難易度の高い許認可取得には、「将来 事業をどのようにします」というシナリオが必ず必要となり、そのシナリオが合理性・納得性の高いものでなければなりません。このような、「シナリオライティング」の能力をさらに充実させていきたいとの思いで、行政書士事務所を開設しました。
また、私自身、別法人で企業の在庫戦略・余剰在庫の流動化に特化したコンサルティングや通販事業も行っていて、現在も経営しています。事業会社の経営者であることは、各種補助金や許認可の取得を相談される行政書士の立場としての事業理解度を高める点においても、差別化の大きなポイントであると考えており、行政書士業務とのファイヤーウォール(業務区別)を設けながら、事業活動を行っております。
実は、行政書士事務所開設には、“事業会社を起業以来、たいへんお世話になった士業の先生が亡くなられたことを契機に、士業を志した”という別の経緯もあります。私自身も士業という立場で、起業家・事業主をサポートすることが、ある意味“恩返し”となると考え、各種手続きを経て現在に至ります。
現在の契約書業務の体制や、その頻度について、具体的にお教えください。
行政書士として許認可取得、補助金の獲得や資金調達のご相談を受けるわけですが、お客様からすれば新規事業等を立ち上げるステージであることが多く、その一環として、お客様から契約書業務のご依頼をいただきます。お客様のご状況としては、新たな取引先との新規契約や、既存取引先との新規事業開始といったシーンが多いです。
月平均としては数件レベルではありますが、お客様にとってはすべて新規事業としての取り組みであったりするため、ベースとなる知見がなかったりすることから、悩まれているケースが多かったりします。
GVA assist を導入するに至ったきっかけをお教えください。
直近の各種法令にしっかりと対応したドラフトの作成や、各種法令の観点から注意すべきポイントの網羅的な確認などを、個別に対応していると相応に時間がかかってしまい、お客様の新規事業におけるスピード感を損ねてしまう、という実務的な悩みがありました。
また、AI化に伴い、一般的な行政書士業務はこの先10数年後にはなくなってしまう調査結果もあります。仮にそうなるのであれば、行政書士として業務のAI化をしっかりと見据えておき、今からその対応をしておくことは重要だともともと考えていました。
これらの行政書士としての事業環境を背景に、自らの業務・仕事のやり方が、コスト・スピード・パフォーマンスのバランスに優れていなければならないとの思いでおります。次世代を見据えてさらなるIT化は必須との考えでおりましたところ、AIツールの必要性・重要性をあらためて認識した上で、コストとクオリティのバランスを踏まえて検討した結果、いくつかの選択肢の中から GVA assist を選びました。
GVA assist を使ってみたご感想をお教えください。
契約書のポイントをAIが一瞬でピックアップしてくれるだけで、契約書業務の工数はだいぶ削減できています。様々な書籍やファイルをあちこち参照する必要がなくなり、Word上でリサーチから条文参照が完結するようになったことから、「契約書を作り上げる」という目標に最短距離で到達できるようになりました。
ドラフト作成機能は本当に一瞬で書き出し可能なため、たいへん重宝しています。
これら GVA assist の機能を活用して、新規事業を中心とする運営・法務サポートのスピード化が図れると実感しています。
GVA assist に対するご要望や改善点、ご意見などをぜひお聞かせください。
AIが審査結果を完璧に教えてくれる世界はまだまだ遠いと考えています。まずは、契約書の作成、審査、契約締結から管理のプロセスをシームレスに組み立てること。そのためには様々な電子契約・契約書管理サービスとの連携がもっと増えていくとよいのではないでしょうか。
業務管理プロセスを、今後どのように構築し、さらに充実させていくかについては、GVA assist の機能充実と実例を基に、私どもとしての見解をお客様へ提示できるのではないかと考えております。
事例を読まれている方に向けて一言お願いいたします。
GVA assist は、コスト・スピード・パフォーマンスのバランスに優れたAI契約書レビュー支援サービスだと思います。電子契約の次は、契約書の管理も重要ですが、まずは業務効率アップのインパクトが大きい契約書業務にテクノロジーの導入をご検討されてみてはいかがでしょうか?
なお、弊所は「顧問団24」という、オンラインでご相談いただけるサービスを開始しました。GVA assist との親和性も高いと考えており、主に新規事業をお考えの皆さまへ、引き続き有益なアドバイスとサポートが提供できればと考えております。