anbx株式会社 代表取締役社長 高橋一功様、人事・総務課 中楯 光子様に、GVA assist の導入背景や目的を伺いました。
貴社の業務内容をお教えください。
高橋様:
私が外資系の電話機メーカーで働いていた際、大規模なコールセンター支援サービスは当時からありましたが、小規模コールセンター向けのソリューションがないことに気づき、5~30席規模のコールセンターに絞ったシステムを提供すれば可能性があるのでは?と考え、anbx株式会社を立ち上げました。
現在はCT-Clipを軸に、ターゲットとしていた中小規模のコールセンター事業者様だけでなく、某大手不動産会社様や大手都市銀行様など大手事業会社のコールセンター部門にも導入頂いております。
現在の法務部門の体制や、ご対応されている業務をお教えください。
中楯様:
現在、法務業務については、事務員1人が最初に対応し、最終確認として社長の高橋が確認するというダブルチェックの体制で回しています。扱う契約書は、基本取引契約書や弊社製品の保守契約書を始め、SI案件に関連した請負契約や派遣契約、付随する機密保持契約などです取り扱う数としては、もちろん波はありますが、平均すると月に2~3通くらいでしょうか。
GVA assist を導入するに至った、法務としての課題感をお教えください。
高橋様:
弊社の製品は大手SIer様が販売してくださるケースが多く、それにともない、相手から契約書のドラフトが出てくる場合が大半です。最近でこそ減りましたが、やはり大手企業が相手の場合、契約書上の知的財産権や著作権等に関する条件が厳しい場合があり、弊社製品を守る観点から、契約書については以前から入念に見ています。
少し話が横道にそれますが、契約書レビューに限らずですが、外部の方に業務を依頼する場合、まず自分のなかで「ものさし」を持つ必要があると考えています。契約書レビューについては、弁護士に依頼する際に、契約書レビュー業務がどういうもので、何に気をつけるべきか等、その難しさをきちんと自分で知っておく必要があるなと考えて、以前は自分ですべて目通ししていました。
中楯様:
GVA assist の前身サービスである GVA NDAチェック(旧称:AI-CON)を初期から使っており、そこでのレビュー結果がわりと適切だと感じており、GVA assist も続けて利用しています。法務業務については、法改正に関する情報のキャッチアップや、その法改正が契約書上に具体的にどう反映する必要があるのかが分かりづらい、という点が課題としてありました。
GVA assist を使ってみたご感想をお教えください。
中楯様:
GVA NDAチェックは「有利・不利」とサジェストしてくれる点がわかりやすくてよかったです。GVA assist だとそういう判定はありませんが、代わりに参考になる条文が豊富にあって、そのなかで適切な条文を選べば良い、という別の便利さがあると感じています。具体的には、条文のバリエーションが豊富なことから、相手へ契約内容修正を打診する際の“伝え方”を考慮する際に参照しています。
また、弁護士が監修した契約書レビューで、法改正にもきちんと対応している、という点も、法務専任がいない弊社として安心できるポイントだと実感しています。
GVA assist に対するご要望や改善点、ご意見などをぜひお聞かせください。
中楯様:
レビュー結果をPDF等で保存できるようになると、社内の関係者で回覧しやすくなるかなと思います。
事例を読まれている方に向けて一言お願いいたします。
高橋様:
弊社のような少人数の会社は、GVA assist を利用することで、法務担当が1人増えたような安心感があります。特に大手企業との取引において、不利にならない契約のためにも、GVA assist をお使いになってはいかがでしょうか。